2022.04.07 掛川市の家 掛川市の家_設計コンセプト・詳細計画

「掛川市の家」の設計主旨や詳細計画についてご紹介します。

■周辺環境
閑静な住宅地にある、南西角地の土地です。
解体前の敷地に入り、周りの景色を見やりながら
周辺の建物が建替えられ、日照に影響したとしても
変わらず居心地の良さそうな場所にリビングを据えて、
眺めの良い庭を添えるような配置計画をイメージしました。

■住まい手のご要望
・外観はシンプルに、軒を深く
・自然光で目覚める寝室
・レコードをじっくり楽しめるくつろぎの場
・趣味の料理が楽しめるキッチン
・ダイニングテーブルでミシンを使って洋服作り
・多くの靴、洋服がおさまる収納
・こもり感のある書斎
・構造材は見せない、けれど木のぬくもりある室内空間

■配置計画
南と西に接道するため、幾つかの駐車計画が考えられました。
道路を挟んだ南側の建物から、十分な離隔距離が取れているか、
歩行者に圧迫感のある外観とならないか、庭が適度な広さを確保できるかなど、
様々な点で検討を進めました。

全体の配置計画です。
視線の抜けを活かし、且つ近隣の建物が2階建てとなっても
十分な日照の得られるよう、南西にLDKを配しました。
奥まったリビングでは、落ち着いてレコードを楽しむことができます。
書斎は寝室を前室とした、こもり感のある空間に。
寝室は道路から距離を離し、静かで自然光を得られる位置としました。

LDKのイメージです。
奥様にも趣味の時間を楽しんでいただけるように、作業台と共に
最も明るく景色の良い南西角にダイニングテーブルを配置しました。
ご主人が聞き入るジャズをBGMに、隣で洋服を作ったり、パンを焼いたり、
それぞれの時間をちょうどいい距離感で、楽しくも穏やかに過ごして頂けたらと思います。

軒天は杉の打ち上げで、木部は濃い色に。
土地探しの間で、サン工房の見学会に何度かお越し頂き、
その中で伺った外観のイメージをプランに盛り込んでいきました。

周囲への圧迫感を抑え、自然に地域に馴染むよう「寄棟屋根」としています。
正面は軒の水平ラインが強調され、シャープな印象を与えます。

プライバシーを確保したいとのご要望から、
板塀で周囲からの視線を遮り、
敷地の中に眺めの良い空間を作る外構計画としました。

室内干しを兼ねた脱衣室や、動線上に配した洗面コーナーなど、
スケッチをもとに各部の寸法や素材をひとつずつお話ししながら決定していきました。

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