暮らしの知恵
先日、築6年になる住まいの見学会を開催させて頂きました。
猛暑の中見学にお越し頂いた皆様そして今回のイベントに快くご協力頂きましたオーナー様ありがとうございました。
今回の住まいは「灯香の平屋」という名前です。
その名の通り木の香りとあたたかな灯りに包まれた、そして心からくつろいで過ごすことができるお住まいです。
お引渡しから6年が経過しお庭の植栽も竣工時に比べて成長し丁度良い大きさで葉を茂らせておりました、
そのお陰で隣家からの視線を上手くやわらげることが出来ており
庭木の成長具合がこの住まいに溶け込んでいるようにも見えました。
木材や左官の壁などの自然素材は完成時の真新しさも新鮮で良いですが経年変化した木の雰囲気もさらに良くなり馴染んで素材の美しさを感じます。
本物の素材を使う事で建物全体からそのような印象が伝わってきます。
住んでいく程に味わい深くなったご様子を皆さんにご覧頂くことが出来てとても良かったです。
住まい手のお子さんもいらっしゃるのですが室内はとても綺麗に整頓されておりました。
どのようにして整理整頓された状態を保ててらっしゃるのかと思い、
お施主さんに上手く片付けする為の工夫を伺った所ランドセルや遊び道具は片付ける場所を決めてその場所を作ってあげるのが良いですよとの事です。
子供達に言葉で片付けるように言うだけではなく、収納場所について悩ませずすぐに仕舞える環境造りが大切ですよとの事でした。
住まい手の暮らしの知恵が随所にあり、とても楽しい一日でした。
設計 鈴木清澄