最後

どんなに経験豊富で

優れた設計者であっても、

人がひとりで考え得ることには

限界があります。

設計事務所から始まったサン工房では、

年齢も性別も様々な設計士が

ときに新しい情報や経験を共有し

ときに異見をぶつけ合いながら

妥協のないものづくりに日々励んでいます。

それも全て、

「結果として喜んでもらえるものづくりをしよう

その喜びをみんなで分かち合おう」

というサン工房の理念があってのことです。

「この一棟が、わたしの手がける最後の一棟だったなら」

大袈裟なようでいて

住まい手にとっては当然のこと。

その気持ちを持てないようであれば

設計に係わる資格はないと

自分への戒めとして、常に心に留めたいと思っています。

鈴木孝明