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”納まりが良い”と”良い納まり”

日常生活の中でも、時折”おさまりが良いよね”などといった状況があります。ある大きさの物を入れるダンボールが思いのほかピッタリだったとか、本棚に入れる本の大きさが思いのほかピッタリだったとか、押入れに何気なくケースを入れていったら思いのほかピッタリだったとか、思っていた以上に上手くいった時の言葉として使われたりします。

この”納まりが良い”を建築にあてはめますと少しだけニュアンスが変わってきます。
例えば、造りやすい形状、理解しやすい寸法、漏水させない造り方、後々の施工が高効率に進められそうな造り方、真似をしたくなるような造り方など、他にももっとたくさんありますがこのような時に使われる場合が多かったりします。
では、この”納まりが良い”→”良い納まり”という形に置き換えますと、またニュアンスが一段と変わります。”納まりが良い”は複数人でも共有されることが多いのですが、”良い納まり”は十人十色、千差万別、それぞれの考えや価値観で大きく変わることがあります。
良いなと共感できる人もいれば、悪いけど共感はできないなと思う人もいます。その中でも人の感性に働き掛けられるような綺麗な造りは”良い納まりだね”となることが多々あります。
綺麗に造るには丁寧に物事を進めなければなりませんし、丁寧に行うには心掛けが必要ですし、綺麗なものにしたいと思えば想いを込めることが必要となります。自己満足だけにならないようにすることも大切ですね。

金原陽一

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