技能大工勉強会

今回の技能大工勉強会では、大工技術向上のため規矩術を使って隅木の墨付けと加工を行いました。隅木とは、屋根の角へ斜めに入っている木です。

差し金の裏目を使い正方形の対角線の長さを測ると、辺の長さがわかります。裏目を使う事で、数字で計算しなくても寸法を出すことができます。
理解したつもりでいてもいざ実践すると難しく、参考書をみながらやっていたのですが、いき詰まってしまいました。そんなとき、居合わせた職人が助けに来てくれました。自分たちが理解できるよう、細かく丁寧に教えて下さり、疑問点を解決する事が出来ました。手順や、現場での経験からの調節、図面の書き方、確認の仕方などを教えて頂きました。
自分が先輩の立場になるときはこの職人のような人になりたいと思いました。教えて頂けたことに感謝し、次の人に伝える事が出来るよう、努力していきます。

社員大工 田代千賀