停滞期の壁にぶつかって
肩を負傷してから、リハビリの日々が続いています。
痛みと闘いながらのストレッチや筋トレ。少しずつでも動くようになってきた腕に希望を見出しながら、リハビリをがんばっていましたが、ある日突然、変化が感じられなくなるときがやってきます。
そう、「停滞期」です。
リハビリをしても、以前のように「今日はちょっと動いたかも」という手応えがなくなり、変化のない日が続きました。
がんばっても、ただ痛みだけが残る。
「もしかして、もうこれ以上は良くならないかもしれない……」
「意味がないのかもしれない」——そんな思いが頭をよぎり、気づけばため息をついている自分がいます。
焦る気持ちは、リハビリには付きものだと思います。
「早く元通りに動かしたい」「普通の生活に戻りたい」——そう願うのは当然のこと。
でも、焦れば焦るほど、できない自分に落胆し、負のスパイラルに陥りそうになる日もあります。
そんなとき、私はリハビリを始めたばかりの頃の自分を思い出すようにしています。
「あの頃に比べれば、ちゃんと進歩してる」
そう声に出してみると、少しだけ気持ちが軽くなります。
理学療法士の担当さんの励ましにも、何度、救われたかわかりません。
こうして、なんとか気持ちを切らさずにいられています。
リハビリの道のりは、足踏みの連続です。
いつも一直線に前に進めるわけではありません。
ときには立ち止まり、後ろを振り返って「ここまで来たんだ」と確認することも必要なのだと思います。
「現状維持でもいい」「がんばらなくてもいい日があっていい」——そう思えるようになって、少し肩の力が抜けました。
この想いが、いまリハビリと向き合っている誰かの励ましになれば嬉しいです。