磐田の古民家リノベーション



先日、昭和初期の家をリノベーションした巡刻の家の写真撮影を行いました。
昭和1年が1926年ですので、新築から100年近く経っていますが、柱や梁の傷みや損傷は少なく、構造躯体の材料交換はほとんどしていません。
外部は昔ながらの庇のある日本家屋の良さを残し、内部は水廻りを中心に間取りを変え、サッシ交換や断熱材で気密断熱を強化しています。
お住まいになってちょうど1年が経ち「冬の温かさが以前と全然違います」と嬉しい感想も頂きました。
この家はお施主様のこだわりもありますので、いくつかご紹介したいと思います。

玄関の照明器具:京都の照明ブランド「NEW LIGHT POTTERY

リビングの照明:DCWeditionsの「ランペグラス

建具のステンドグラス:お施主様知人のガラス作家作

居間の家具:地元の家具作家「ぶどうや」の収納付デスク

その他置いてあるものや使用している食器など、家と同様に愛着があるものは長く大切に使う、お施主さまの粋が感じられます。
モノの価値基準は人それぞれ違うと思いますが、古くて美しいものには何か魅力を感じます。

増田光