子供を叱らなくてすむ家

子供を叱るって辛いですよね。

叱ることは、子育ての日常としては多々あり、特に子供が小さいときは、子供に危険が及ばないようにするため、社会のルールを教えるため、叱る回数が多くなります。

そして、叱るたびに子供はそれなりのダメージを受けますが、親の心も同様か、もしかしたらそれ以上にダメージを受けます。これは数が多くなりすぎると子供にも親にも心の健康を保つという意味では良くないですね。

さて、そんな暮らしの問題を、家を工夫することによって、どうにか解決出来ないだろうか。もちろん全く叱らないことは教育上できないとしても本当は「子供なんだし、家だし、これくらいは大丈夫だ、目をつぶろう」という場面を増やし、本当に大事なこと以外は叱らないてすむようにしたい。

ある玩具メーカーが0~12才の子供がいる親2000人に対して行った「子供を叱るときはどんな時?」というアンケート調査によると0~5才においてのTOP3は以下の通りでした。

1位、危ない行動をとったとき

2位、相手を叩いたとき

3位、食事のマナーが悪いとき

この結果は実体験からしても納得できます。


やっぱり親は子供のことが心配で、怪我をするのは怖いですし子供が言葉より先に手が出してしまうことや、食事をきちんと取ることは小さいときから教えないといけないことです。

だから、何度も叱ってしまうし、何度言っても聞かないときは「何回言ったら分かるのーーー!」とヒステリックに叱ってしまうこともあります。

ただ、子供に起こる全ての危険を遠ざけることはずっと一緒にいる親であっても大変むずかしいことで、叱っても聞かないときもありますし、興奮して親の声が聞こえないこともありますから、ある程度は、子供が失敗したり、痛い思いをする経験が積めるような暮らしを意識しても良いのかもしれないと思います。

であれば、家のつくりの問題として、子供が失敗したり、痛い思いをしたときに子供も家も大事に至らないようにしておけば、「この程度なら大丈夫だから、好きにさせておくか」と思え叱らなくてすむ家が実現できるかもしれない。


また、叱って教える以外にも、体験を通じて自分と相手の気持ちを理解する「お手伝い」という方法がありますが子供が「お手伝い」しやすいようにしておいたり、子供が親の手を借りなくても、ちゃんと自分のことを自分で出来るように家のつくりを工夫することも、叱らなくてすむ家ができるのだと思います。

子供は日々の暮らしの中で、生きていくために大切なことを体験を通じて少しずつ学んでいきます。

子供を見守る親の心が少しでも軽くなって、優しい笑顔で子供に接する機会が増えたら、とても素敵なことだと思うし子供にとっても、家での良い思い出がたくさんできて今後の人生の支えになっていくのだと思います。


そんな「子供を叱らなくてもすむ家」をお客様と一緒に考えてつくらせて頂いたのが3/12(日)に見学会が開催される「幸歩の家」です。もっと優しく子供と接したいと願う親御さんに是非見て頂きたいです。

「小さな男の子がいらっしゃるママのための見学会」ご予約はこちら

<見学会の見どころ>

・転んでもいたくないタタミリビング

・部屋をつなげて思い切り走り回れる間取り

・なるべくモノを置かないようにして、なるべくモノにぶつかって怪我しないようにした

・子供の椅子に座ってお手伝いができるダイニングキッチン

・食事の時もみんなの顔が良く見えて子供のちょっとした変化にも気づきやすい丸テーブル

・子供でも自分で出したりしまったりしやすい収納の工夫

・子供が家中(庭も)どこにいても分かる、見通しが良い一直線の間取り

などなど。

詳しくは是非見学会で体感して下さい。

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設計 大西 等

スタッフ

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