設計者ブログ

懐かしい家の良さ

私達は、「懐かしさ」という要素を設計に取り込むことを大切にしています。

それは、暮らしたことの無い新しい家だけど、なぜか自分の家だと思えてほっとする、そんな家って、居心地が良いよなぁと考えているからです。

そのようなことを日々考えていると、最近1冊の本に出会うことが出来ました。

「回想脳」瀧靖之著/青春出版社

「懐かしさ」の効能について脳医学者が書いた本です。

この本を読んで、自分が今まで感覚的に理解していたことが科学的に裏付けられ、とても嬉しくなりましたし、信じていたことは間違ってなかったんだと、自分の設計に少し自信を持つことが出来ました。

この本によると「懐かしさ」が脳に与える効果は4つあるそうです。

・認知症の予防
・前向きになれる
・ストレス解消
・幸せになれる

なんと、良いことずくめなんでしょう。

効果が得られるメカニズムについては専門的になるので、ここでは割愛しますが、脳の研究が進むにつれてこういうことが少しずつ明らかになってきたのだそうです。

そして得られた効果は、実際の医療現場においても活用されており、「懐かしさ」を感じることで脳や体の元気を取り戻すことに役立っているそうです。

こんなに良い「懐かしさ」が日々の暮らしに取り組むことができたらそれは素晴らしいですよね。

では「懐かしさ」を感じるためにはどうしたら良いでしょうか。
それは、きっかけを得ることです。
きっかけで「懐かしさ」という感情が自然と沸いてきます。

きっかけは様々です。

昔の写真
駄菓子
プラモデル
リカちゃん人形
トミカ
絵本
ラジオ体操のうた
週間少年ジャンプ
キンモクセイの匂い
味噌汁の味
ドラクエのオープニングテーマ
窓から見える夕日
ゴムボールの手触り
同級生のあだ名
懐メロ
等々

つまり、家の中にたくさんのきっかけを仕掛けておくことが「懐かしさ」を感じるためには大事ということですね。

これは新築じゃなくても暮らしに取り入れることができます。
アルバムやPC内の家族写真を額に入れて飾ったり、
青春時代の曲を配信アプリから流したり
同窓会に参加したり、昔の友人にダイレクトメッセージを送ったり
昔やっていた趣味の道具を整理したり、
ストレスが溜まっていたり、
親戚が集まったときなど意識的にやると良いですし、祖父母に会いにいく時になんかに、きっかけになるようなモノを持って思い出話をするのも良いと思います。

新築だけど懐かしい家。
これからも自信をもって造り続けていきたいと思います。

具体的なお話は是非サン工房HPまで。

大西等

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