家づくりの記憶

先日、初生町の家が上棟を迎えました。
お施主様の上棟を迎える度に、思い出すことがあります。

それは、両親が家を建てた時のこと、その時の自分です。
当時わたしは小学校に上がる前でしたが、ぼんやりと記憶に残っています。

両親が家づくりの打ち合わせに行くときは、必ずわたしも付いて行っていたので
「またあのきれいなおうちにいける!」とわくわくしていたこと。(モデルルームで打ち合わせしていたのでしょうね、、)

上棟のときに餅投げをしたこと。

家が完成して初めて中に入った時、兄と大はしゃぎしすぎて父に注意されたこと。

わたしの中での家づくりは、どれも楽しい記憶として残っていて、その記憶がわたしが建築を志すきっかけのひとつだったように思います。

家をつくる立場になった今、お施主様やそのお子さまたちにも家づくりが楽しい記憶として残ってほしいな、と思うのです。

そのためには、想いを込めて、良い家をつくることが何よりも大切です。

家づくりが楽しい記憶となるように。
住んでからの家で、楽しい記憶が増えていくように。

そんな家を設計できるよう、これからも日々取り組んでいきたいと思います。

藤井南帆

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