リフォーム 静心の家と長屋
豊かな自然と向き合い、家の歴史を紡ぐ家。
昭和初期に建てられた住宅の主屋を改修し、農業用倉庫を住宅離れに建替えました。人や車が行き交う通りから少し離れた地に立つこの地では、風に揺られる木の音や鳥の囀り、虫や蛙の鳴き声が鮮明に感じられます。奥様のライフワークであるヨガを行う離れの広間、広間から眺める庭の小川のせせらぎ―豊かな自然と向き合い、心落ち着かせる空間です。離れと主屋はピザ窯のあるテラスでつなぎ、訪れる人と楽しいひと時を過ごせる設えになっています。主屋の食堂や居間は、陽の当たる南側につくりかえ、離れと行き来できる出入口を新設しました。長い間家を支えてきた柱や梁が新しい空間と融合し、この家の80年以上の歴史とご家族の記憶を紡いでいます。
旧家の面影を残したリビングダイニングスペース
長い間家を支えてきた柱や梁を生かしながらも、
より居心地の良い空間へと生まれ変わりました。
主屋と離れ
主屋(写真左)と離れ(写真右)のつながりを持たせつつ、
視線を遮る配置計画。
ヨガ教室を行う離れ
大開口から望める庭に癒されながら、ヨガを愉しむ。
小川のある庭
小川のせせらぎを感じながら離れへと向かう。
静心の家と長屋(しずこころのいえとながや)
●リフォーム
●竣工年/ 【リフォーム】2017年10月 【離れ】2015年5月
●所在地/ 静岡県浜松市浜北区
●施工面積/【リフォーム】80.41 ㎡【離れ】72.45 ㎡

作品集を探す

おすすめの作品集