多世帯 幸漆の家・幸然の家
歴史を継ぎ、新たに繋ぐ二世帯住宅。
江戸~明治にかけて繊維産業等で栄えた古い街道沿い、来歴のある土地での建替え。間口は南北に約6m、奥行きは東西に約50mという特徴的な敷地に、ご両親とその息子さん夫婦が暮らす二世帯住宅が建っています。
親世帯の暮らす平屋の名は「幸漆の家」。今までお住まいになられていた住居で使用していた箱階段や水屋箪笥、蔵で使用していた丑梁や欅の蔵戸を、熟達した大工や建具職などの匠の技で再生し、新しい家に愛着のある蔵の記憶と歴史を感じさせる深い趣を与えています。
道路側に配された2階建ての子世帯の名は「幸然の家」。家族の歴史を受け継ぐ役目を担いながらも、自分達の望む生活スタイルを実現したい。然るべき幸せを感じるご主人が生まれ育った土地で親と同居する。完全分離型の二世帯住宅という形をとり、自分達の空間はシックでナチュラルな北欧テイストの内装デザインを取り入れ、洗練された大人の雰囲気を漂わせています。
先祖を大切にする施主の想いを汲み、代々受け継がれてきた家具や古材を新しい家と融合させた、懐かしさが漂うお住まいです。
親世帯リビングスペース。
代々受け継がれてきた家具や古材を新しい家と融合さ
せた、懐かしさが漂うリビング。
親世帯リビングスペース上の木組み。
牛梁や天秤梁として使われていた材を再利用。
玄関の窓から四季の姿を切り取る。
間口は南北に約6m、奥行きは東西に約50mという特徴的な敷地のため、
庭が限られる中、玄関の窓からリビングに四季を取り込む。
親世帯玄関
蔵戸を再生し、往時の面影を残しています。
幸漆の家(こうしつのいえ)・幸然の家(こうぜんのいえ)
●多世帯
●竣工年/ 2019年11月
●所在地/ 静岡県浜松市東区
●施工面積/ 239.55 ㎡
●敷地面積/ 338.54㎡
●受賞歴/ ウッドデザイン賞2020

作品集を探す

おすすめの作品集