二階建て 一竿風月の家
自然の中で悠々自適な生活を。
西は静岡県と愛知県の境に位置する多米峠の山々、東は浜名湖など、風光明媚な景色に囲まれたこの家は、まさに一竿風月という言葉にふさわしい暮らしを愉しめる住まいです。
建て主の50代のご主人は漁師をされている方で、まさにこれまでの「一竿」はご家族を養うために命を懸けたものだったかもしれません。しかしこの家での新しい生活においては、人生という名の湖にゆったりとした構えで釣り糸を垂れる「一竿」であって欲しいという願いが込められています。
内部空間としては、リビングの大きな開口をフルオープンすると、ウッドデッキを介して、築山のある芝生の庭と一体化し、庭も含めた大きなくつろぎ空間が出現します。まさに遠くの山の遠景と庭の近景を同時に楽しむことができ、家に居ながらにしてゆったりと自然を満喫できる緑豊かな住まいです。
風情のある外観
瓦の水平ラインと縦格子のラインが美しさと趣を感じさせる。
旅館のような雰囲気が漂うアプローチ。
木組みをあらわしにした軒裏が力強さと感じさせるとともに、
優しい灯りに包まれる。
開放的なリビングダイニングスペース。
障子を開けると、庭と一体化しさらに明るく開放的な空間に。
和室から庭を眺める。
窓の高を抑え、落ち着きのある空間。
一竿風月の家(いっかんふうげつのいえ)
●二階建て
●竣工年/ 2016年1月
●所在地/ 静岡県湖西市
●施工面積/ 187.37 ㎡
●敷地面積/ 917.32 ㎡

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