しぜんとこうなりました

まっさらな紙に、ペンと消しゴムを準備して
さて、どんな形にしていこうか。

お客さんの要望、好みや身長に、
今のお住まいの写真を見返して、
メジャーを持ってウロウロしたり、
書籍や事例を探ってみたり、
書いては消して、また書いて。

あれこれ考えて出来上がる頃には、
どうしてこうしたのか伝えたくて
打ち合わせが待ち遠しくなっていたりします。

『しぜんとこうなりました』

とは、無印良品の2006年のコピーです。
草や花が、その機能に沿って適切な形をとり
それが結果、美しい造形を生んでいるように、
まるで元々そこにあったかのような
すんなり暮らしに馴染んでいく形。

そのためには、誰よりも使い手のことを考えて
悩みに悩む時間は欠かすことが出来ないと思います。

そうすることで
悩んだ時間を感じさせない
その人、その場面にぴったり合う
『自然とこうなりました』
と感じられるような
ものづくりが出来たらと思っています。

鈴木孝明