お客様からいただいた気づき


先日お邪魔させていただいたお宅で、お施主様から良い気づきをただきました。
きっかけは洗面所に何気なくおいてあった、タオルでした。

計6枚のタオルが可動式の棚に置いてあるのを見て、所有している量について
質問させていただいたことからです。

今まで見た中で最も少ない枚数だったので、どのように使用し、ストックはどうしているのか、
生活の上で足りるのか、、、など状況を伺いました。
まず6枚で3人家族(お子さん男の子1人)で充分足りており、すべてレギュラーだとのこと。
毎日洗濯しており、使っていないタオルがないとのことでした。

劣化してきたら、雑巾へ、最後は処分、という流れで、
新品のタオルはクローゼットに保管されているが
ストックも多くは持たないので、収納内は余白がかなりありました。

お施主様曰く、サスティナブル【持続可能】な暮らしをしていると、無理なく少ない枚数で暮らせるとのこと。
古きよきもの、手仕事のものの価値を大切にしてくださり、弊社を選んでいただいたご家族で
長く丁寧に物を使われる方だなとは思っていたのですが、
実際に1年生活していただいて、その中で、置いてあるものを見せていただくと
勉強になることがたくさんあります。
管理しきれないものを持っているより、把握できるほうが気持ちが良いという
ことは、確かにそうだなと思います。

せっかく気づきをいただいたので、帰宅してすぐ洗面所のタオルをすべて出し、
雑巾行きと、レギュラーと処分組と仕分け、
洗面の棚の中に残ったのは16枚ほどになりました。2人で使うにはそれでも多いのですが、
○○に行った思い出の、、○○さんに貰った思い出の、、、
という普段から使わないのですが、思い出があり捨てられないものでした。
使われず、収納されていても喜ばないと思いますので、、整理して使いやすい位置に出してみました。

住宅に関わると、深く深く、細かに生活のことを考えるのですが、
買い物の仕方や物との付き合い方、についても実体験をもとに
ご提案や、住まい手の方にとって気づきとなっていただけるようなお話ができたらと思います。

山口江梨子

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