庭造り⑧

前回、金木犀(キンモクセイ)のお手入れについてお話ししましたが、今回はその続きとして、具体的な剪定の手順や作業時に気を付けているポイントをご紹介したいと思います。

剪定の時期はとても大切です。金木犀に限らず、木の剪定は時期を誤ると花が咲かなくなったり、木が弱ってしまうことがあります。一般的に、花木は花が終わった直後が最適な剪定時期とされています。金木犀の場合、肌寒くなる11月頃が最適です。

では、いよいよ剪定の準備です。まずは、よく切れる剪定バサミ・ブルーシート・手袋をなどを用意します。木の下にブルーシートを敷いて準備は完了です。昨年はコレをしていなかったので、木の下に無造作に落とした枝葉を片付けるのが大変でした。よく見かける作業工程ですが、実際に自分で作業すると忘れがちで、片付ける段階で「あっ!」と思う事がしばしばです。

さて、準備が整ったら剪定作業の開始です。まずは、枯れた枝や病気の枝を取り除きます。その次に、内側に伸びた枝や交差してしまっている枝を切っていきます。これによって、木の全体に日光と風が行き渡るようになり、病害虫の予防にもつながります。最後に全体の形を整えながら高さや幅を調整して剪定は完了です。
剪定時には、どの枝を切っても失敗するような気がして不安に感じますが、金木犀は意外と回復力が強いので、切りすぎたかな?と思っていも、翌年には元通りになることが多いので、「多少の失敗は大丈夫な木」というのがわが家の認識です。

白岩

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