設計者ブログ

なぜ廃れないのか


数年前にサン工房では京都建築視察を行いました。そこで吸収したものをできるところから実際の設計に活かして、大変有意義なものでした。

その時見学した建物の中に谷口吉生さんの京都国立博物館(平和地心館)があります。谷口さんの設計は、浜松からだと、資生堂アートハウス、豊田市美術館が近いので馴染みのある方も多いかと思います。                   私も何度か足を運んでいますが、行く度に違う良さを感じています。

あくまで作品を展示する場所ですので、主張しすぎず、控えめで、そこにエネルギーを注いでおられるように感じます。
つい先日、丸亀の友人が、地元の市役所がとても使いやすく、良い建物になったと喜んでおり、写真などを送ってもらったのですが、その時に地元の好きな建築のひとつに、猪熊弦一郎現代美術館を挙げていました。

1991年開館のもう30年目の建物です。どこが好きなのか?友人と話しましたが、いつまでも廃れない、今見ても古臭くなく、新しさを感じるところ。      いいものというのは時代を超えてもひとに伝わるものなのだねと、言っていました。

美術の先生である彼女は時々子供たちを連れてその美術館へ足を運んでいるのは知っていましたので、地元の人に愛されて、継続して使用されているものの価値は貴重だなと思います。                                                               今はコロナもあり、建築を見るのに遠出して、がなんとなくし辛いなと感じてしまいますが、地元にその息吹を感じにでかけられる場所があることはありがたく、改めて近くにある名建築を見に行こうと思いました。

山口江梨子

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