設計者ブログ

書斎のある暮らし2

書斎の2回目です。前回の予告通り、今回は2畳の書斎のご紹介です。
1畳書斎と違って、スペースが広がるため書斎で出来ることが広がります。
1畳書斎では書斎スペースという感じでしたが、2畳の広さがあると、扉を付ければプライバシーが確保できる書斎部屋にすることも出来ます。

さて、2畳書斎の実例のご紹介です。
写真の例では、2階の階段を登り切ったホールを広くして、そこに2畳分の書斎を設けました。ホールからは2つの子供部屋とご夫婦の寝室に行くことができ、家族みんなの勉強スペースとして使うことが出来るようになっています。
書斎には二人で一緒に使うことが出来るよう、L字形のカウンター設け、それぞれが壁に向って集中できるようにしてあります。また右の壁には、床から天井までの本棚を設け、家族全員分の本や趣味の道具などがたくさんしまえるようにしてあります。一つの本棚に大人の本も子供の本も一緒に入っていることで、子供も興味を自然と広げることにもつながります。
さらにコーナーには遠くまで見通せる窓を設けて、勉強の合間に空を眺めたり、月を見たり、街路樹の紅葉に季節の移ろいを感じることが出来るようにしてあります。
またちょっとした工夫ですが、背もたれのないスツールを使うことで、お互いの出入りがスムーズになります。
また、もう少し作り込むことで、より使い勝手の良い書斎にすることも出来ます。参考としてスケッチを載せます。

最後に、自宅に書斎を設けることの一番良い点は、日常生活に想像と創造が生まれることだと思います。
家事や育児など、日常生活は何かと慌ただしく、小説を読んだり、勉強をしたり、ネットで調べ物をしたり、旅行の計画を立てたり、手紙を書いたり、思い出の写真を整理したり、絵を描いたり、模型を作ったり、そういったいわゆる余暇の時間は、中々取りにくいのが現実ですが、人生は家事や育児や仕事だけにあるものでは無く、余暇の時間など、より豊かで楽しい時間を過ごすことも人生の大きな目的だと思います。
次回はロフトを活かした書斎をご紹介したいと思います。お楽しみに。

大西等

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