しつらえる

先日、4年目を迎えるオーナーさんのお家へ伺わせて頂きました。
お家の玄関から入るとすぐ正面には素敵な坪庭があり、とても心地良いと感じるお住まいです。

坪庭手前の玄関ホールには奥様がお花をしつらえて下さっており、毎日を楽しく暮らして頂けている様子が感じられ、私も嬉しい気持ちになりました。
飾られたお花は暮らしの中に四季の華やぎを加えてくれるような印象でいつお伺いしても癒されます。

大自然や季節を意識する機会は、毎日の中ではそれ程多くないかもしれませんが温かい季節になって花が咲きだしたら部屋にお花を飾ったり、季節ごとの想いを形(小物など)にして室内にしつらえる事で家族や周りの人と癒しを共有する事も出来ます。
このようにして室礼を暮らしに取り込む楽しさがあると日々がより一層心地良さそうですね。

季節を意識するような行事は初詣、節分、ひな祭り、七夕、十五夜、ハロウィン、クリスマスなどがあり、意外と子供の頃から行事にふれる事が多かったのではないかと思います。
そして子供から大人への成長していく過程の中で季節を感じる感性として備わっていくのだと思います。
それはご家族ごとにも異なるでしょうし、実家での習わしなどご家庭内文化のような所もありそうですね。

このように皆さんの好みの室礼や飾り付けのご希望を伺うと自分自身の内面においても気付きがあり、日々の喜びを共有する事ができて楽しいです。

鈴木清澄

スタッフ

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