光の計画

私達が日頃から描いている設計図は住まい造りの元に
なります。
お施主様のご要望をしっかりと反映させて頂きながら
同時に造り手である大工さんや職人さんにも
情報を伝える為の図でもあります。

住宅の設計を進める際には多くの要素を合わせて
検討していきますがその要素の一つとして光の計画も
ございます。

図面のみでは読み取りにくい
空間のなかにある感覚的なところかもしれません。

それがゆえに窓から差し込む光の計画をして
同時に断熱性能もしっかり検討する事でより一層
暮らしが楽しく心地良くなると考えております。

具体的な一例としましては
日の光の取り入れ方を少し工夫して
窓の高さを下げて計画してみますと
光の重心がやや低めになり
床面に近い所は明るく、天井面に近い所は薄暗くなります。
ここに明暗ができて
全体的に落ち着いたお部屋の雰囲気になり
非日常的な暮らしの演出効果に繋がるかもしれません。

設計 鈴木清澄