春を迎える準備

3月になったとたんに暖かくなりましたね!ニュースを見ると花粉の飛散量も多いようですが、この時期は過ごしやすく好きです。

さて、春を迎える準備として、自宅の芝生の手入れを行いました。

この時期のお手入れとしては、『サッチング』という芝下に溜まったサッチ(堆積物)を掻き出す作業です。
芝刈りの際に取り残した葉や、古い根などがそれにあたりますが、繊維質が多く分解されにくいそうです。
そのまま放置すると土壌が病原菌の温床になったり、水はけが悪くなり、芝生が育たなくなってきてしまうようです。
芝生が活動が活発になる前のこの時期に行うことで、良いシーズンを迎えられます。

サッチングの方法は色々とあり、、、
①専用の機械を使う。
②人力で行う。
③薬品を使う。
④芝焼きする。

①は芝刈機の刃を専用刃に交換したり、専用の機械を用います。作業は楽なのですが、機械自体が高価・・・。
③はサッチング剤を用いてサッチを分解しますが、効果に時間がかかるそう・・・。
④は害虫や雑草も駆除できたり、芝の発芽も促すなど効果が高いようですが、やはり火事とご近所が心配・・・。

消去法で②人力で行うことに。
レーキを用いて地道にサッチを掻き出します。

芝を逆立てるイメージで引っ掻くとサッチが取れてきます。

サッチング前

途中、息子も手伝ってくれました。
一人で行っていると気持ちが途切れそうになるので、ありがたい・・・。

半分くらいまで進みました。

途中、芝の中でうごめく物体を発見。

調べてみると、『ヨトウムシ』という蛾の幼虫でした。
芝の茎や根を食害するそうで、被害が大きくなると芝が枯れ果ててしまうそうです。
一定の場所に何匹もまとまっていました。
被害が出る前に駆除します。
殺虫剤もたくさん種類があるようですが、持ち合わせが無かったため今回は捕まえて駆除しました。

芝生が長く伸びてしまうと、そこに産卵するようなので、短く刈り揃えることが大事なようです。
今シーズン心掛けていこうと思います。

サッチングが終わりました。
流石に人力だとヘロヘロになります。

そういえば、昨年は芝生をハイハイしていた末娘も、今は走り回るようになりました。
今年はどんな想い出ができるか?
そんなことを考えながら作業すれば疲れも吹き飛ぶものです。

サッチングした結果、芝がどのように成長したか、また追って報告できればと思います。

杉浦和寛

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