メンテナンス事例

祠(ほこら)の修繕

オーナー様の敷地内にある祠。

この地域の神様が祀られ、地域の人々によって守られてきたものです。

先日、この建物の修繕を行いました。

内容は壁の板材の交換と屋根飾りの復旧です。

壁板材は経年によりボロボロになってしまったため、

大工により丁寧に取外し交換、木材保護塗料を塗って仕上げました。

(取外し)

(板の交換)

(塗装後)

屋根飾りは台風で外れてしまった模様。

立体的な彫刻で、なかなか見られないものです。

接着剤とビスを併用し、元の位置に収めました。

(施工前)

(施工後)

飾りがあるとグッと雰囲気が変わりますね。

祠の前には手水鉢、さらにその前には鳥居があります。以前は参道があったのでしょう。

お施主様とお話したところ、しめ縄も毎年つくり替えているとのこと。

この伝統が後世に引き継がれていくことを期待し、私たちもその後ろ盾ができれば良いなと思います。

設計:増田