平屋 季をつつむ平屋
内を楽しむコの字型の家
どんな家でも、その形には意味や目的が込められています。中庭を包むコの字型「季をつつむ平屋」の場合は、まさに中庭に住まい手の想いがあり、その想いを効果的に実現するために建物がコの字型なのです。
この家の住まい手にとって、庭は家という建物に付随したものではなく、まず家の中心に、小さな自然ともいえる庭を置き、その庭を家の中のいろいろな場所から眺めたり、室内の延長として利用するなど、庭と家を視覚と機能の双方で多面的につなげるために、庭を包むようにコの字型に建物が配置さてれいるのです。
また、平屋であることも庭との親和性という点で有効です。1階建てである平屋なら、家の中のどの空間からも、四季の移ろいを感じさせる庭と身近に接することができるからです。
そして、住まい手の「はじめに庭ありき」という想いを反映したこの家の中庭は、石敷きのテラスと御影石の砂利で構成され、中央には水鉢が設えられており、和の趣を漂わせています。
季をつつむ平屋(ときをつつむひらや)
●平屋
●竣工年/ 2020年10月
●所在地/ 静岡県藤枝市
●施工面積/ 110.64㎡
●敷地面積/ 269.57㎡

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