家族の思い出を写真に撮って記録することがお好きなご夫婦の家です。30代、共働き、かつお互いに夜勤もあるシフト制のご職業のご夫婦とお子さんが二人の4人家族。家事と子育てと仕事の全てを両立させるために、出来ることを出来る方がやるという方法で、夫婦がしっかりと協力しあって日常生活を送っていらっしゃいました。お互いの職場からの距離を考えて浜北区西美薗に土地をご購入。60坪程の広さで、南北が長く東西が短い形をした南東の角地。平屋暮らしが出来るよう、子供室以外は全て1階に纏めた2階建て。外部はすぐ近くに大きな公園があるため、少しの植栽と駐車場スペースのみとしました。プライバシーと景観を確保するため、敷地の南東には趣のある大和塀を廻し、その内側にお気に入りの木々を植え込み、窓からの眺めが楽しめるようにすると同時に、南東側に配したリビングダイニングの落ち着きも確保しました。またダイニングには出窓風の造り付けベンチや大谷石貼りの壁、お子さんの作品が貼れるマグネットボードなどを設け、リビングダイニングの居心地を高めるように工夫しました。また玄関からリビングに抜ける廊下の一角には、壁一面に家族の思い出の写真が飾れるコーナーをつくり、大切な家族の思い出をいつでも思い出せるようにしました。幸記の家とは、喜怒哀楽、様々な生活の場面が家族の掛け替えのない思い出になり、それらがこの家に一つ一つ記されていく家にとの想いで名付けました。