想いを再生する

例えば、長きに渡り暮らしてきたお住まいを建て替える際に、想いを継承できるものを新しい家で再利用をされたいという気持ちには、できるだけご希望をかなえたいと思います。

今回は、和室の続き間にある杉の千本格子の欄間を再利用させていただきました。新しい計画には、和室の続き間はありませんので、違う形で蘇らせていただきました。欄間を壁につける際に、垂れ壁をくぼませその中に照明仕込みました。

常にご家族が集うダイニング側に設けましたので、格子欄間越しの灯りがお食事の際の演出となればいいなあと思いご提案させていただきました。

お引越しはこれからですが、食卓を囲まれる際のご家族皆さまの団欒の場を照らす灯りとして、まだまだ元気に活躍しそうです。

夏目通宗

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