何十年経過しても素敵な家


先日、昭和期に活躍した建築家の吉田五十八氏が50年程前に設計された建物を見学してきました。

その吉田氏が書かれた本の中には「その土地に生まれたひとが造り、その土地の伝統や民族に根差した建築に若い時から魅了されていた」と書かれておりました。

見学した住宅もまさにそのものであり、日本の伝統的な数寄屋建築の美しさと
住む人の生活に配慮した機能が両立されたとても素敵な住宅でした。
そして客室の障子戸を開けると窓一面に綺麗な庭園が広がっておりました。
その客室の座卓の上には板状のガラスが敷いてあり、そこにも庭園を映し出すという繊細な部分の演出も忘れておりませんでした。

こだわりが随所に感じられる住宅を目の当たりにして私もより一層努力し、そこに住む家族皆さんが何十年経過してもなお、素敵な家だと感じて頂ける家造りをしていきたいです。

鈴木清澄

スタッフ

前の記事

治水対策
スタッフ

次の記事

次の世代へ