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一時と日常
夏休みという少し特別な時間が終わに近づき、いつもの日常が戻ってきますね。
旅行など夏休みならではの非日常を過ごした方や
一方で暑さ厳しい中、家で家族と過ごす時間が長かったという方もおられますよね。
食事の支度頻度が増え、キッチンに立つ時間が長くなったり、親戚や友人が来て、庭でプールやBBQといったイベントを楽しむ時間もあったかもしれません。
家で過ごす時間が長くなり、朝ゆっくり食事したりソファーでくつろいだり、家族がそれぞれ好きな場所で思い思いに過ごしたり、そんな場面が増えますよね。
先日お引渡ししたお住まいで、家具が無事搬入されましたとお写真とご連絡をいただき、荷物も無事におさまりそうで余裕もありそうだとのこと、少し安心しました。

引き渡し時はがらんとした住まいに、ソファーやダイニングテーブルが入り、ピアノやタンスや家電など、計画した場所へ配置されると、やっと暮らしがスタートするように感じます。
もちろん適切なサイズ、椅子を後ろにひいたときの残りのスペース、人が無理なく行き来して、動線をふさがないようにしなければ、家具を入れたら窮屈になったと感じてしまいます。
そのため計画の際に、家具のサイズを決め、書き込みながら許容範囲を絞っていきます。
食事している人からTVはどう見えているのか、ソファーは気持ちが落ち着ける場所(目の前を人がうろうろしなくていい)
になっているかなど、住んでいる家族の動きをイメージしながら無理がないか検討しています。
そうすることで、来客があっても居場所がないという状況にならず、顔を合わせてほどよい距離で会話し、ふと眺めた先に奥行きのある室内の景色があるという感じを目指します。
一時の来客も、日常の家族だけの生活も、どちらも許容しながら、暮らす人の人数が時とともに変化していくことも考えながら、適切な暮らしのボリュームを探すことも住まいづくりの大切な要素の一つと言えるかもしれません。
家具が入り、これから新しい生活が始まるお住まいの写真を拝見しながら、改めて特別な一時と何気ない日常の両方を受け止める場所なのだと感じました。

山口