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吊り構造の茶室

設計者ブログ

長野県に出かけた時に諏訪湖近くの茅野市にある、吊り構造で造られた茶室を見学しました。

吊り構造で造るというのはあまり聞いたことがありませんね。

建築家 藤森照信さんが造られたこの建築物は2010年に造られた茶室で空飛ぶ泥船と呼ばれております。

この建築物の周辺にも興味深い建物が何軒かありましたが、同じく藤森さんが設計されたものでした。

室内は一般公開されておりませんので常時は入れませんが個人の茶室になっているそうです。

外観は宇宙船のような雰囲気を感じさせる形になっており、高さは地上3~3.5m程あります、

もともと小高い立地条件の所に建てられておりますので窓から眺める景色はなおさら良さそうです。

構造が興味深い所ですが4本のワイヤーを使用する吊り上げ構造を採用されているとの事です。

本体の両側を直接引っ張り上げているようにも見えますが、実際は船底に通してあるワイヤーを吊り下げる構造になっておりました。(だから船底は曲面になっていたのですね。)

長年持続できるように計画されている設計力もかなり高いのですが、それだけではなく職人の技術力も、使われている仕上げ素材の良さも(上半分は銅板の屋根で下半分は黄色い泥漆喰です。)

同時に検討されているチーム力を強く感じました。

設計 鈴木 清澄

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