想い出に残る仕事

11月に行われたイベントの時間を使い、大黒柱の余った材料を使ったスツールを作成しました。
丸鋸や鑿を使い、脚となる四隅を残すようにして底面を掘っていきます。ヤスリで表面を削り、鉋で角に丸みを持たせるよう仕上げました。柱の素材を生かしたデザインとなっています。
このスツールは私が初めて上棟に参加させていただいたお施主様にプレゼントさせていただきました。現在、玄関で靴を履くときや玄関でお客様とおしゃべりするときに使って頂いていると伺いました。
使う人の事を想い、自分で考え加工したものを喜んで頂けて安心し、感謝の言葉も頂けてとても幸せでした。
家づくりにおいてまだまだ修行中ですが、お施主様に喜んでいただける家づくりとは何かこれからも考えていきたいと思います。

田代千賀

設計者ブログ

前の記事

光の重心