月日が過ぎる程愛着がわく


住まいが新しくなることは環境に変化が生まれ、今までとは違う新鮮な気持ちで毎日を過ごすことができると思います。
また、それを想像するだけでも楽しくなりますね。
住まいが完成し、家族と一緒に過ごす日々は将来かけがえのないものになると考えます。設計段階ではそこから数十年後の暮らしの構想についても住まい手と一緒に話し合いながら熟慮させて頂いております。
住めば住むほど満足度が増すことが出来る家はいつしかきっと皆様にとって重要な存在になると考えております。
価値観は人それぞれ異なると思います。だからこそ「自分にあった私らしい暮らし」「ならではの暮らし」は年月が過ぎる程、住まい手の心の豊かさ・満足度が増していくのだと考えます。
例として、窓の外に見える庭の樹々は新築直後よりも数年経過すれば幾分か育つことでより自然な姿となり、住空間と庭の融合力が増してきます。
室内から庭を眺めるのが好きな方は非日常である素敵な空間により心が癒されます。また、室内仕上げ材で多く用いられる木材も年々色濃くなり、色艶・風合いも益々良くなります。これらはまさに日本の四季によって生み出された
日本に相応しい素材と造りを持つ家、愛着と心地よさを感じて頂ける家だからこそではないでしょうか。今後も、住まい手の「想い」をしっかりと反映した家造りに誠心誠意努めていきたいと思います。

鈴木清澄

スタッフ

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